告ぐ。

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康二とラウールは

サンタさんに何お願いする？って聞いてみたら

ニヤニヤしながら欲しいものを答えてくれた。













この2人はもしかしてくれるの？って

純粋に嬉しそうでかわいい。笑

















めめには佐久間があえて俺ら全員いる場所で聞いてみた。















sk「蓮、もうクリスマスじゃん？

サンタさんになにお願いする？」







mm「…サンタさん？なんで？」







sk「蓮いい子にしてたから

サンタさん来るんじゃないかな〜って」







mm「……いい子じゃないよ、おれ笑」



















少し寂しそうな顔をしてそんなことを言うから

抱きしめてあげたくなるけど、ぐっと我慢。



















sk「んーん。蓮はすっごいいい子だよ。

だから、サンタさん来るの。俺が断言してあげる。

ひとつくらい欲しいものあるでしょ？

ずっと欲しかったものとかさ、」







mm「……ずっと、…」







sk「うん、？」







mm「……もこ、」







sk「もこ？」







mm「おれの、だいじな、…いぬのぬいぐるみ、」















めめの大事な犬のぬいぐるみのもこちゃん。












話を聞けば、虐待を受けてた時に

たまたま押し入れにあったぬいぐるみらしくて。















どんなときでもずっとめめの側に居てくれた子なんだって。













でも、もこちゃんが見つかったら

親に取り上げられると思っためめは押し入れから絶対に

もこちゃんは出さなかったみたい。


















mm「……だからね、…燃えたの、もこも。

親と一緒に、もこも消しちゃったんだ、おれ、」












すーっとめめの頬を伝う涙。











その涙をそっと佐久間が拭って、

限りなく優しい声で話しかける。















sk「…もこちゃん、どんなぬいぐるみだった？」







mm「…しろくて、小さい、…っ、目がくりくり、」







sk「もこちゃん、会いたいね、」







mm「……もこ、おれのこと、守ってくれたのに、

…おれっ、…けし、ちゃったぁっ、…」














子どもみたいに泣きじゃくるめめを

佐久間が前からぎゅっと抱きしめて。









そんな姿初めてみた。
















いつも、苦しそうに息を殺すみたいに泣くから。











佐久間以外の俺らはただ見てることしかできなかった。

・→←サンタさんっているんだね。

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