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「こちらが本日のお通しです。」
「…ポテトサラダ?」
「スナック菓子で作りました。」
「あ!あのSNSで流行ってたやつ?」
「そうです。」
「いただきます。…ん、すごい!普通にポテサラ!それにこのスモーキーな香りとポリポリした食感は…いぶりがっこですか?」
「さすが舘様です。」
「お通しのレベルじゃないよこれ。」
「他のお客様にも言われました。それで、少しだけですけど料理も提供することにして。」
「え、そうなんですか?」
「私の気まぐれなのでメニューはありませんが…。それからリクエストには材料があればお作りするようにしています。」
「いいですね、そういうの。今日はなにかな?っていうワクワク感があって。僕もいただきたいです、シェフの気まぐれ。」
「お作りしましょうか?」
「ぜひ、お願いします。」
今日は豚肉と玉ねぎとピーマンの炒め物。
味付けは味噌とにんにく醤油。
仕上げに刻み海苔を振りかけて。
ここはバーと言いつつ、ほとんどの人が仕事終わりのビールを楽しみにやってくる。
言わば秘密基地のような居酒屋。
だからビールに合うということを考えて作るようにしている。
「イタリア料理はお作りにならないんですね。」
提供した料理を見て彼は笑った。
辞職してから、なんとなく避けてきているのは自分で気づいている。
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時