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私は翔太くんと砂浜で遊びながら、サーフィンを教えてもらっている涼太くんを眺めていた。
___どうしたの?
___涼太くん、かっこいい。
___なに、涼太のこと好きになっちゃった?
「すき、」
「!」
「涼太くんのこと好きになっちゃった。」
先に惚れたのは私の方だった。
幼心の小さな初恋。
初めて男の子をかっこいいと意識した瞬間。
「俺もAが好きだよ。」
甘い雰囲気に耐えられず両手で顔を隠したら、クスクスと笑う声が聞こえてきた。
「あはっ!俺も恥ずかしくなってきた。」
「こっ、コーヒー冷めるので、飲みましょう。」
立ち上がろうとすれば手を引かれて、ふわっと唇が触れ合った。
「いまの、は…。」
「好きだよのキス。」
「き、」
「よし、コーヒー飲みながらゆっくりお話しよっか。」
繋がれた手はソファーに座っても離れることなく、指が絡まる。
高鳴る心臓がうるさくてしかたない。
だけどもう少し、ドキドキしたい。
自分の心に素直になって彼の肩に頭を預けた。
Fin
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時