佐久間さんちは今日も幸せ (ページ21)

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亮「そういや、康二は幼稚園の先生か保育士さんになりたいんだっけ？お前、確か保育児童学科だったよね」

康「そうそう、将来は歌って踊れるスーパー保育士さんを目指してるんや！だから、蓮とラウのお世話するのは、むしろ大歓迎」

亮「ふふふ、康二がいてくれてほんと助かってるよ。シッターのバイト代、弾むように大介にも言っておくから」

康「あはは、おおきに！でも俺は蓮とラウと遊ぶのが好きなだけやし、そんな気ぃ使わんといてや」

定期的に2人の面倒を見るようになってから、阿部ちゃんとさっくんからはシッターとしてのお給料を貰っている。

プロじゃないから少し申し訳ない気もするけど、他にアルバイトはしていないから、正直助かってるんよね。

独り立ちするという理由で実家から出てるから、有り難く学費や生活費に充てさせてもらってる。

亮「ああ、それと今日は大介遅くなるみたいだから、良かったらうちで夕飯食べていきなよ」

康「えっ、ええの？！」

亮「もちろん、いいよー。康二がいてくれたら蓮もラウも喜ぶし。なぁ、蓮？」

蓮「ん～........まぁね」

康「ちょっと蓮くん？！反応薄ない？！せっかくみんなでご飯食べれるんやで、もっと喜んでや！」

蓮「こーじくんとご飯、うれしいなー」

康「いやいやいや！！めっちゃ棒読みなんですけど？！？！」

俺がこんなに可愛がってるのに、基本クールな蓮はイマイチ反応が薄い。

今どきの小学生って、みんなこんな感じなんやろか。

お兄ちゃん悲しいわ....。