佐久間さんちは今日も幸せ (ページ41)

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ラウールを抱いてお風呂場まで連れて行くと、タイルの上に立たせた。
　

蓮「じゃあ洗うからじっとしてて。すべったら危ないから、にーにの肩につかまってな」

ラ「あい」

パジャマの上着が濡れないように腰までまくり上げて、自分の肩にラウの手を置かせた。

ぬる目のシャワーで腰から下を洗い流すと、洗面台に畳んだあったタオルで拭き取ってやる。

スッキリしたのかぐずりが収まって、だんだん機嫌も治ってきた。

蓮「ほら、きれいになったよ。もう気持ち悪くないだろ？」

ラ「うん！」

ラウールがもっと小さい頃はオムツなんかも換えたりしてたから、このくらいのことなら僕でもできる。

普段からりょーちゃんがやっているところも見てるしね。

蓮「もう寝る前にジュースを飲んだらダメだからな？」

ラ「...........ぅ～」

蓮「またおねしょしてもいいの？」

ラ「ゃだ.......」

お餅のようなほっぺを少しだけ不満そうにプクッと膨らませた。

ーー今日から寝る前まで見張っとかないと、また同じことやりそう。

さっくんはラウールには特別に甘いからなぁ。

例え夜中にラウにジュースをおねだりされても、簡単に折れちゃいそうだし。

濡れた身体を拭き終えると、引き出しから適当に持ってきた服を着せた。

蓮「はい、終わったよ。濡れちゃったお布団は、あとでりょーちゃんに干してもらおうね」

ラ「にーに、ありがと」