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*大好き ページ6

蓮「りょーちゃん、ダメ」


亮「蓮.........?」


大「へ.........」


蓮「さっくんのこと、怒っちゃダメ。りょーちゃんもさっくんも仲良くして」


大介の手をしっかりと握ったまま、亮平の顔をじっと見上げた。


その顔は真剣そのものだ。


腕の中に抱かれていたラウールも、両親の不穏な空気を感じ取ったらしい。


兄の蓮と同じようにぎゅううっと大介の首に抱きついた。


ラ「りょーちゃ。おこったら、めっ!よ」


亮「蓮、ラウ.........」


大「にゃ、にゃははは...........。蓮もラウもありがとね。でもね、今のはパパが悪いんだよ。だからママを責めたらダメだよー」


蓮の小さな手を優しく握り返すと、にっこりと笑いかけた。


ああ、うちの息子達は素直で優しくて、本当に良い子に育ってるなぁ......。


それもこれも、奥さんが沢山の愛情を子供に注いでくれているからなんだよね。


予想外に息子達から叱られてしまった亮平は、困ったように眉を下げている。


困惑してる顔も美人で可愛くて、今すぐキスしたい。
ーーなんて思ってしまった。


大「亮ちゃん」


彼の名前を呼びながらゆっくりと近づくと、自分より10センチ上にある、綺麗な顔を覗き込んだ。

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作者名:anzu | 作成日時:2020年12月17日 16時

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