佐久間さんちは今日も幸せ6

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打ち上げは料亭の個室で行われ、日付けが変わる前に解散すると、俺達3人は滝沢くんの自宅に移動した。


彼の住んでいる場所は何となくは知っていたけど、実際にお邪魔するのは初めてだ。


セキュリティも完璧な高級マンションで、他にも芸能人や著名人が入居しているらしい。


辰「うわ、滝沢くんのマンション凄いっすねー」


照「ほんと。部屋もお洒落だしカッコいいなぁ」


滝「そう？俺は仕事の移動が便利だからここにしたんだけど、他の先輩はもっと凄いマンションに住んでるよ」


辰「俺もいつかこんなマンションに住めるようになりたいなぁ」


照「その為には頑張ってBlack GoldとしてCDデビューしないとな」


辰「うん。絶対に5人でデビューしたい！そんでいつかはドームツアーやりてーな」


Black Goldを結成してから何度か加入や脱退があったけど、今は俺と照、佐久間、渡辺、宮舘の5人で落ち着いている。


出来るならこのメンバーでデビューしたいし、誰1人欠ける事がないようにと願うばかりだ。










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お酒を飲みながら(未成年の岩本はウーロン茶だ)今回の舞台の話や反省点について語り合っている最中、俺はふと思い付いたことがあった。


辰「そういえば俺、今日やりたいことがあったんです」


滝「やりたいこと？」


辰「はい、日付けが変わる前のハタチになった日に絶対にしようって決めてて........」


照「日付けが変わる前って、12時まであと15分くらいしかないぜ？」


辰「一瞬で終わるから大丈夫！ほら、道具も持ってきてるから」


突然バックの中から何かを取り出した俺に、滝沢くんと照がギョッとしたように目を見開いた。


そりゃ、そうかーー話の途中でいきなりピアッサーなんて取り出したら、誰でもビビるよね(笑)

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