佐久間さんちは今日も幸せ2

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ジ「それより、せっかくの日曜日じゃん！天気もいいし外であそぼーぜ！」


大「蓮、公園でリフティング勝負しようよ！」


大我が手にしたサッカーボールを見せながら、にこにこしている。


うーん、いつもだったら即オッケーなんだけど、今日は無理なんだよなぁ…。


蓮「ごめん。いま親が出てるから、家から出れない。ラウの面倒もみなきゃだし」


ちらっと後ろを振り返ると、柱の陰からラウールがひょっこりと顔を出した。


大我達と会うのは結構久しぶりだからか、人見知りを発揮してる。


ジ「OH、ラウールじゃん！」


大「ラウちゃん、久しぶりだねー。お兄ちゃん達のことおぼえてる？」


ラウ「…(コクッ)」


蓮「そんなとこに隠れてどうしたんだよ、こっちおいで」


ラウ「(ぶんぶん！)」


うん、絶賛人見知り発動中だ。


保育園の子とは普通に話すのに、家族とこーじくん以外の年上の人には、なかなか懐かないんだよなー。


あと、自分より上の女の子も苦手みたい。


『蓮くんて弟がいるんだー。超可愛いー！！』


『でもあんまり顔似てないね〜』


『ほんとだ、蓮くんとぜんぜん似てない』


『兄弟なのに、へんなの〜』


勝手に付いて来たくせに、好き放題なことを言ってる女子達にイラッとする。


そりゃあ似てないのは当たり前だ、僕とラウは血が繋がってないんだから。


そのことを知ってるのは、大我とジェシーだけだけど。

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