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辰「…その、悪かったな、康二。せっかく来てくれたのに、嫌な思いさせちゃったみたいで」
康「そんな.....っ、深澤くんが謝らんといて。翔太くんが怒るのは当たり前のことや。俺が素人なんは、ほんまのことやし」
照「あいつも悪気があるわけじゃないんだよ。ただ、副社長の話が突然すぎて、頭の中の整理が追いついてないだけなんだと思う」
康「うん…分かってる。大事なグループにいきなり知らん奴が入ってきたら、誰だって嫌な気持ちになると思うわ」
1人だけ浮かれてた自分の脳天気さが嫌になってくる。
しょんぼりと項垂れる俺の頭をさっくんが優しく撫でてくれた。
大「だいじょーぶ!康二が頑張ってれば、しょっぴーだってきっと認めてくれるって!」
辰「そうそう!やる前から落ち込んでちゃダメだよ。誰だって初めは素人なんだからさ」
照「俺だってバク宙覚えるのに、4年かかったんだぜ?康二はまだ若いんだから、吸収も早いって」
大「アクロなら、俺が教えてあげられるよ!だから一緒に頑張ろ?!」
康「うん........みんな、ありがとなぁ」
メンバーの温かい言葉に、じわ…と目の奥が熱くなってくる。
思わず涙が出そうになるのを堪えると、泣き笑いのような表情で頷いた。
憧れの人に拒絶されたのはショックだったけど、いつか翔太くんに認めてもらえる日が来るとええな。
辰「うしっ!じゃー、これからみんなで焼肉食べにいこーぜっ!」
大「やったー!!ふっかの奢り?!」
辰「んなわけねーだろ、この間だって俺が出したじゃん!たまには佐久間が奢れよな」
大「えー?だって俺、今月のお小遣いもうないもん。ラウが保育園から幼稚園に編入するから、色々お金かかるんだよー」
照「うわっ、さり気なく幸せ自慢かよ。佐久間うぜー(笑)」
辰「はぁ…しょうがないなぁ、もう。じゃあ今日は、照が全員分奢るよ」
照「いや、なんで俺なんだよ…!!」
急に始まった辰哉と照のコントに、俺まで大爆笑していた。
控え室でゲラゲラと大騒ぎしていると、部屋の前を通りかかったスタッフに、全員まとめて怒られてしまった。
でも、みんなのおかげでめちゃくちゃ気持ちが楽になった気がする。
少しずつメンバーに追いつけるように、明日からのレッスン、死ぬ気で頑張るで!
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anzu(プロフ) - 黒闇 蓮さん» OH…お友達にも是非ありがとうとお伝えしたいです!ゴリ押し万歳!w ちな、anzuはみかん県出身なので少しなまりあります笑 (2021年2月12日 22時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇 蓮 - anzuさん» 僕もうっかりしょうれんの台詞標準語にしちゃう時ありますよ笑なんせ自分が標準語の人なんでね…笑。anzuさんの作品はとても面白くてオススメだよ!と友達にゴリ押しされて読んだら沼にズボズボと…笑 (2021年2月12日 9時) (レス) id: 6840ce10b8 (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - 黒闇 蓮さん» 蓮様、こんにちは!わぁ!嬉しいお言葉と右ポチありがとうございます!キンプリはずっと出したかったので、喜んで頂けて嬉しいです〜!しょうれんの台詞がうっかり標準語になってたので、隙を見つけて直したいです(小声) (2021年2月11日 13時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇 蓮 - こんな素敵な作品ありがとうございます!King & Prince出てきた時に発狂しちゃいました笑続編も応援してます!評価は1番右に…ポチッ (2021年2月11日 9時) (レス) id: 6840ce10b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:anzu | 作成日時:2021年1月10日 22時