大丈夫、俺らなら。2

結論 ページ14

目黒side






いよいよ今日は舘さんが退院する日。




生憎殆どのみんなは仕事で、調整して休みを作った佐久間くんとまだ入院中の俺、そして滝沢くんがくる。


病院の先生が会議室を貸してくださったから、滝沢くんとはそこで話をする。


ちなみに俺は遂に松葉杖になった。超歩きにくいけど、これもリハビリ。



佐久間『めめ、おはよう。』

目黒『佐久間くん、おはよ。』

佐久間『大丈夫？車椅子の方がよくない？』

目黒『いいの。見ててよ、すぐにでも治してみせるから(笑)』

佐久間『めめなら本当にやっちゃいそうだな(笑)』



そんな話をしながら、会議室に向かった。



滝沢『よ。』

佐久間・目黒『お疲れ様です！』

滝沢『座っていいぞ。』

佐久間『涼太は先に手続きすませてくるそうです。』

滝沢『そうか。...解決したか？』

目黒『大丈夫です。』

滝沢『なら、よかったよ。』

佐久間『本当、焦りました(笑)』

滝沢『お前達なら、大丈夫だと思ったよ。』

目黒『ありがとうございます。』


少し経つと、舘さんが入ってきた。



宮舘『お待たせしました。』

滝沢『お疲れ。大丈夫だよ。気にしないでくれ。』

佐久間『涼太、お疲れ様。』

目黒『お疲れ様です、舘さん。』

宮舘『うん、ありがとう。』

滝沢『じゃあ、今後の話をするぞ。
宮舘、今後もSnowManとして活動していくかどうか教えて欲しい。記憶が戻ってないのは知っている。
それでもお前がSnowManとして活動していくならば、こちら側もできる限り対応していくつもりだ。』




滝沢くんの発言で、一気に空気が変わった。
俺達が思っているよりも、深刻な問題なのが伝わってくる。



宮舘『...僕は、続けたいと思っています。
SnowManの皆と、もっと活動して行きたい。色々な景色をみてみたいです。記憶はないけれどこれから、また1から努力していきます。
ただ、一つだけお願いしたい事があります。ご迷惑をお掛けしてしまうんですが...』

滝沢『なんだ？』

宮舘『記憶がないのを、公表したいです。』

佐久間『え？』

滝沢『...理由は？』

宮舘『応援して下さる方々に嘘はつきたくありません。滝沢さんやメンバーがいれば誤魔化しはきくかもしれません。ですが誰かしらには迷惑をかけ続けます。それは嫌です。なので、たとえ信頼や仕事がなくなっても、また1から自分の力で信頼を取り戻したいです。お願いします。』


そう言って頭を下げた舘さんは、とてつもなく格好よく見えた。

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