・ー黒石sideー ページ43
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ス「仲良いですね」
「違うんです!…も、違うか」(笑)
松村「仲良くなれたでしょ?」
「聞いてくださいよ、この人私の推しが誰か分かったからってめっちゃ絡んでくるんです!」(笑)
松村「気になるじゃん」(笑)
わざわざメイキング用のカメラの前で言いながら自然に距離をとられた。
気づくとちょっとショックうけるけど、全体に対する配慮のレベルがカンストしてる人だからしょうがないよね。
天音に連れられたAちゃんに初めて会った時は今みたいな性格じゃなて、今演じている雫に近かったはず。綺麗な顔をしていたけど感想はそこまでで、特に印象に残ることもなかった。それが今じゃ愛想を振りまきまくって人を惹きつける力を持つ完璧なアイドル。
こうなったきっかけが阿部ちゃんだなんて、思いもよらなかった。
「あ、そうだ」
「「「???」」」
「戸田さんと監督と、あと北斗くん!」
急に改まったように話し始めるAちゃんに、戸田さんも監督も不思議そうな顔をする。
かくいう俺も少し首を傾げてる。
戸田「どうしたのAちゃん」
「もう一ヶ月に迫ってて申し訳ないんですけど、来月の〇日、予定が空いていれば、気が向いたらでいいので、私達のライブに来ませんか?」
戸田「え、行く!〇日だっけ?空いてるよ!」
監「あ、俺も空いてる」
松村「…俺も」
「ほんっとに気が向いたらでいいので!来てくださると嬉しいです!」
そういえば樹と京本が外してショック受けてたっけ。
必死なAちゃんを見てると見に行かないわけにはいかないけど、後で2人に怒られそ。
アイドルとしての2人は見たことないからな…少し楽しみ。
「あー緊張した!」
戸田「緊張したの?」(笑)
「そりゃそうですよ!どのタイミングで言えばいいのかずっと迷ってました」(笑)
松村「普通に言えばよかったのに」
「梨沙ち…マネージャーに自分で言えって言われてて、なんか変に力入っちゃってましたね」(笑)
松村「陰キャだもんね」
「北斗くんにだけは絶対言われたくない、って言いたいんだけど、貴方グループになるとはっちゃけるの知ってるからなぁ……」(笑)
松村「Aちゃんもそのタイプじゃん」
「いやいや、ねぇ?ANNで長尺喋り倒すような人じゃないので一緒にされるのはちょっと…」(笑)
松村「なんでよ」(笑)
いやまぁ的を射てはいるけど。
似通ってはいるでしょ?(笑)
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TOA_KUN37(プロフ) - ゆづさん» ご指定ありがとうございます!修正致しましたので、今後ともよろしくお願いします (3月30日 13時) (レス) id: bef50648a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ(プロフ) - はじめまして。楽しく拝見させていただいているのですが、言葉の誤用が気になってしまうのでお知らせいたしますね。まれにみない→まれに見る、的を得る→的を射る、です。これからも素敵な作品期待しています。 (3月30日 10時) (レス) id: 054daa6dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:斗亜 | 作成日時:2024年3月8日 23時