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佐久間くんに送ったメッセージに既読が着いて"了解!"とスタンプが送られてきたのを見てため息をつく。






窓の外は雨風が殴りつけるように大荒れ。




本来なら飛行機に乗って東京に戻るはずだったのだけど、こんな天気だと飛行機は飛べず。急遽ホテル宿泊が決まってしまった。




しかもあまりにも急だったものだから
ホテル部屋も一室しか取れなかったようだし。






ちらりと横のベッドを見やる。




洋服が綺麗に並べられたベッドの主は今、入浴中だ。













ぼふんとベッドに体を投げ出す。





数日間気を張り続けていたからか疲れた。




初対面の人、大人の人とのコミュニケーションはこの世界では必須だけど、体力を大きく削られる。







"でもぶっちゃけ良い関係なんじゃないの?"





下心も含みも隠さないその言葉には
心がギジリと音を立てる。




スルーできるほど私はまだ大人になりきれてないから。






どうせ私が何を言っても信じてくれないんでしょ、




なんて子供みたいに思ってしまう。







シャワーの音が止んだ。
だからきっともうすぐ出てくる。






お湯が冷める前に入らないとって思うのに、体は全然持ち上がらないし、なんなら瞼が降りてきた。






握っていたスマホが、するりと手から落ちて。

手の鳴る方へ→←・side紫



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小袖(プロフ) - 紅二点、二人とも幸せな形で落ち着いてくれれば良いなと親目線で見ています。お話の続き楽しみにしてます! (3月17日 20時) (レス) @page2 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シナモ | 作成日時:2024年3月14日 18時

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